文章を書くことが好きなので評論家として「物」の持つ本質を自分なりに解き明かす行為として、レビューを書き続けます。サービス、ウェブサイト、商品、地域など、色々な紹介が出来たらと思っています。






マカオの歩き方
ここ数年、リゾート地としての知名度を飛躍的に上げたは、
マカオに違いないと思う。
ハワイやグァムなど、当たり前のリゾート地に名を連ね、
ラスベガスに劣らない、カジノ街として有名。

香港からフェリーで入国が一般ルートだったけれど、
最近は日本からの直行便さえ登場した。

マカオは日本からそう遠くないから驚く。
近代都市のように喧伝されるけれど、
実際は、都市を離れると、
当たり前に田舎の部分を残し、
そこには伝統文化も確かに残っている。

そういった情緒を伝える著作の1つが、
「マカオ ノスタルジック紀行」(双葉社)



1章■ミックスカルチャー、マカオは摩訶不思議
2章■グルメパラダイス・マカオへようこそ
3章■マカオのヒューマン&カルチャーに迫る
4章■モダン・マカオで隠れ家バカンス
5章■ショートトリップ〜アナザーストーリーinマカオ
おまけ マカオ辞典

女性写真家による旅の記録。
言ってみれば紀行文というのがいいだろう。

女性ならでは視点でガイドブックのようでありながら、
写真家の視点はディープ。
その独特の世界観と視点で、
マカオの魅力をより深いところから発掘。



マカオを歓楽街と思っていたら大間違い。
文明の波と、古くからの文化が迎合する街。
そこに暮らす人々。

ガイドブックと言うよりも、
「友人によるマカオの歩き方紹介」
とでも言うべきではないだろうか?

もちろん、旅行に行きたいのに、
その時間が無い!
と言う方にだってお奨めできる。

この本一冊で、
異国の匂いを感じとって欲しい。
街行く人々の生活を想像して欲しい。
そして、勢い余って旅に出ろ!

マカオを感じる一冊。
そこにはいつだって、人の息遣いがあり、
生活の舞台は美しい世界なのだ。

旅行の終わりには、
再び日本のよさも思い返してほしい。


情報元:レビューブログ


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啄木の文章
なんだ、こいつ?
って思ったのが最初の印象だった。

それが僕の石川啄木、最初の感想。
妙に暗い作品群。
その暗さのリズムは中学生の私には色濃くて、
しかし、なぜか惹きつけられるものがあった。

今思えば、それは石川啄木の文章力にあったのだが、
表現の繊細さは、中学生の私にも確かに届いていた。

  はたらけどはたらけど猶わが生活(くらし)
       楽にならざりぢっと手を見る  石川啄木


啄木の短歌は一途。

こういう想いの詰まった詩は息苦しいけれど、
どこか「心の底を言い切った」ような爽快感も感じる。

まぁこんな悩み方は性に合わないが、
それでも、啄木の持つ天才は、
私にとって心地がよくて、
時々この暗い性情を受け止めてみる日がある。

どうやっても悩むのは人間らしい。
どの時代にも、どの社会にも、どの世界にも。
人はぐっと悩んで歩いてきたのだから、
今更私が狂うように悶えてみても、
たいして古人と変わりが無い。

そっか、みんな悩んでるんだなぁって。
そう思うと肩の荷が下りた気がする。
悩むのも、苦しいのも、
変わらず在り続けるもの。

なんだろう。
これからは、もっと楽に悩んで行こって。
そう思えてしまう最近だったりする。

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金子みすずの詩世界
言葉には特に気を使っているつもりでいます。
色んな表現方法の中で一番言葉が好きなので。

そんな今日は優しい言葉で想いを届けた詩人。
金子みすず(金子みすゞ)の詩集を紹介。



『わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集』

金子さんは、小さな命にまで届く声で、
確かに存在する世界を語っています。
その声が、あまりに美しく聞こえるせいか、
時々涙がこぼれます。
温かい心を持っている人っていいですね。
その声が、時代を超えて、今の私たちに届いているのは、
本当に素敵なことですね。
時々自分がいやになることは誰にでもあるでしょう。
そんな時、小さな声でいいですから
この本を朗読してください。
しっかりと、自分の鼓動が聞こえてくるはずです。

音は音でも心の音。
あなたが歩く、足音が聞こえるはずです。

金子みすずさんは山口県の詩人なのだそうですが、
同県には中原中也も出身。
中原中也は今年で生誕100年を迎えるとのこと。

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